設計にあたって〜開発者のこだわり〜
設定への忠実さと合体変形の矛盾
やまとはメカモデルを商品化するにあたり、@デザイン設定を忠実に立体物として表現する。Aメカとしてのカッコ良さ(直線、面取り、エッジ)を表現する。という2点に拘ってきました。
変形合体モノを手がける場合、上記のこだわりを前提にすると常に突き当たるテーマはふたつです。
1)どの形態を最優先するか?
2)どこまで完全変形を実現するか?
もちろん、全ての形態が設計に忠実な完全変形・合体が理想ですが、私たちは常に大なり小なりの「2次元だからできる虚構」に突き当たります。
このふたつのテーマについて、理想の姿に一歩でも近づくため機構設計(ギミック)を徹底的に追求していくのがやまと開発者のチャレンジなのです。
特に、70年代スーパーロボットは現代の私たちの技術力では物理的に不可能な変形・合体が多いので開発者泣かせです。
では、今回ダンガードAの立体化にあたって、開発担当者の出した答えとはなんでしょう?
開発担当者の出した答え
■サテライザー形態を敢えて優先
「全てを追えば全てを失う」全ての形態をうまくバランスさせて商品として成立しようとさせると結局どっちつかずの個性のない商品に仕上がってしまうものです。やまとの合体変形モノは常に最優先する形態を明確に決定しています。
ダンガードAのデザインとしては一般にオープニングのロボのイメージが強いかと思います。しかし、私たちは敢えてアニメ前半の主役であったサテライザーにこだわりました。その結果、ロボット形態も、サテライザーから逆算したフォームとなっています。
■完全変形か差し替えか?
ランディングギア:ダンガードAは大きく重くしなければならない、そのために本体強度を計算し、ランディングギアは差し替えパーツとしました。また、形状をなるべく損なわないように気をつけながらもサイズを大型にしています。
その他のこだわりポイント
■素立ちの存在感・重厚感
私たちが特に重視したのはアオリ(下から見上げたとき)の存在感(かっこよさ)です。だから意識的にロボット形態で足のがっちり感、存在感を高めるよう設計しています。
■細部まで変形と形状を再現
TV放映時の玩具では再現仕切れなかった、頭部(ガードランチャー)の変形ギミック、サテライザー機首の形状再現と変形、脚部アームの両形態での形状を再現しています。