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YAMATO情報室

スタジオ猿分室仮設所 nonoko インタビュー

――雑誌などでも色々お話をされているとは思うのですが、オリジナルフィギュアを手がけるようになったきっかけを教えていただけますか?

とにかく、単純に「腕を上げる」ためにやってたんですよ。好きなキャラクターって、自分の腕が上がってからじゃないと完璧なものが出来ないんじゃないかって私の中で考えてて、じゃあ好きなキャラとかを作れるようになるには自分の頭の中で想像したものをまず作っていこうかなという・・・それがきっかけだったんです。
本当に、自分の手が動くがままに作ってみようって最初に思って。
ただ、その時出会った素材がポリパテだったのでなかなか自由にいかなかったりして。

――他の原型師さんだと師匠がいたり友達に教わったり、という方も多い気がしますけど、kaoruさんの場合は独力でということですよね。

原型製作や塗装は独学、自分の作りたいように作ってきましたけど、型取りに関してはずい分主人(*注1)に教えてもらいました。
あと結構我が強いというか、自分が作ってるものを人から「こうしたほうがいいんじゃない?」って言われるのも鵜呑みに出来ないタイプなので。「自分の世界を表現してるんだからいいじゃないか!」っていう(笑)。

――そこはオリジナルの強みでもありますよね。

そうなんですよ。版権もの(のキャラクター)だったら、きちんとそのキャラに見えるかどうかっていう目安があるんでしょうけど、私の場合は(オリジナルなので)勝手に…。今はこれ(オリジナル)しか出来ないってのもあるんですけど(笑)。

――我々としても原型師さんのオリジナル作品だと、クリエイターさんの好きなようにやって頂きたいというのが優先するので、なるべく細かいところまで確認してもらっています。

  スタジオ猿分室仮説所 kaoru氏

私も自分がいつか版権ものをやるかと思ってたんですが…それがオリジナルでここまで来ちゃって(笑)。やりたいことやれるし、作りたいモールドとかにこだわれるのでオリジナルってすごく自分に合ってます。
自分の「燃える線」だけを追いかけていけるので。

作る前にラフは描きますが、「これという一枚絵」があるわけじゃないんです。
その時その時間に偶然描きあがっちゃったものを作るんですよ。で、それを作らないと次の作品に行けないんです。いろんなデザインをいっぱい描いてひとつに絞り込んでくというやり方ではないんですね。そういう意味ではこれまで、次から次へと出てきたものを順番に立体にしていったという感じなんですよ。

だから、絵のうまい方ってたくさんいるじゃないですか。その方たちが造形やったらスゴイ物が出来るんじゃないかっていつも思っていますよ。やってみた方が少ないだけで。

まずラフを描いて、一体目が出来ますよね。そうするとその子に合わせた対になる子をまたラフで描いて作る…という感じです。一体でその世界を終わらせるという考えは私にはなくて。ほとんどの作品がそうです。ひとつのシリーズで4人とか。絶対世界感を作り上げたいんですよね。本当はオブジェからなにから全部懲りたいんですよ。
新作(*注2)ではアーチ門とか大きなベースとか飾りとかが必要だったし、その子たちがベストに見える状態までもっていってあげたいんです。
nonokoでもベースには凝ってます。なかなか周りのものまで全部って大変なので、その分ベースに出来るだけたくさんの気持ちを込めています。

(注1)原型師:萩井俊士氏のこと。造形に関してはパートナーというよりはむしろライバルのようである。
(注2)「レプリカント ワークス5」誌にて発表された双子の女の子、「ヒマリ&アゲハ」。 WF2007冬でも見られるはず。

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スタジオ猿分室仮設所に行ってきました! (1/3)
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